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謡の音階は、西洋音楽にみられるような絶対的音階とは異なり、"基本となる音程からどれほど高いか・低いか"という相対的なものです。自分の持っている音域のなかで、基本となる音を中心に組み立てた音階で謡うのです。謡の音階はヨワ吟とツヨ吟と言います。そして節を示すものとして節記号が用いられます。謡曲上達の第一歩は節を覚えることだとも言われています。

心持ちや風情を謡いあげるときに使います

謡の声の出し方には「ヨワ吟」と「ツヨ吟」とがあります。「ヨワ吟」は「柔吟(じゅうぎん)」とも呼ばれ、上・中・下の3音を基本として旋律的に謡うもので、最も高い音は「カン」、最も低い音は「呂(りょ)」と言い、およそ9音に分けられます。

息の扱いが重視される謡い方になります。

単に音階が違うだけではなく、発声そのものから違います。ビブラートをかけるような発声法で、声にゆるみがなく、力をこめて謡うものです。神の物語や武士の合戦等、勇壮・爽快・厳粛な気分を表現するところに用います。ツヨ吟にも、上音・中音・下音の基本音があります。

節は謡曲のメロディと言えます。

謡本には節付の記号(ゴマ点、ゴマ節)が記されています。能の音楽は西洋音楽とは全く異なり、譜も五線譜のような形式ではなく、言葉を縦書きにしてその横にゴマ点を記す。ゴマ点はその向きで音の上下を表し、さらに細かい節付は謡の流派ごとに違いがあります。