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HOME > 能囃子謡の基本

能舞台で囃子に合わせて謡うのが能囃子です。能の稽古で一般的な「素謡」は能の謡を囃子を入れずに謡う、もっとも簡略された謡い方です。一方、「能囃子謡」は囃子に合わせて謡う謡い方ですから、素謡と違う謡のポイントが幾つも存在します。ここでは能囃子謡の基本的なポイントを紹介します。


能囃子謡基本解説

━━━能囃子謡の特徴とは?

  • 能囃子謡では、一句一句がどのようなリズムで謡われるのか、すなわち、三つ地謡か、ツヅケ謡かを問題にします。同じ本地(七五調の句)でも、三つ地謡か、ツヅケ謡かで謡い方が違ってきます。ここが地拍子謡と能囃子謡の大きな違いです。因みに地拍子の基本では、文章の構成が、七五調で書かれるか、八語で書かれるか、十二語で書かれるか、また謡のリズムが平ノリか、中ノリか、大ノリなのか、を問題にします。

━━━三ツ地謡とは?

  • 平ノリ謡の謡い方のひとつです。リズムに強く縛られず、詞の伸び縮みにも対応しやすいため、詞章を生かして謡うことができる。三ツ地謡で謡われる時、小鼓も「三ツ地」という手を打つことが多く、この名称もそこから来ている。対になるものに「ツヅケ謡」がある。

━━━ツヅケ謡とは?

  • 平ノリ謡の謡い方のひとつ。ほぼ均等な拍に乗って謡うもので、リズムを重視した躍動的な謡い方。ツヅケ謡で謡われる時、小鼓・大鼓は連続して拍を刻む手である「ツヅケ」、またはそれに類した手を打つことが多く、名称もそこから来ている。